ワイン輸出は好調なスタート
昨年のドイツワインの輸出販売におけるプラス傾向は、2024年第1四半期も続きました。
昨年のドイツワインの輸出販売におけるプラス傾向は、2024年第1四半期も続きました。
ドイツ・ワインインスティトゥート(DWI)がオッペンハイムで開催された輸出フォーラムで発表したように、ドイツワインの輸出額と輸出量は、今年1~3月期に前年同期比でともに9%増加しました。
とりわけ中国への輸出が大きく伸び、第1四半期は金額で47%、数量で39%増加しました。ドイツワインの輸出業者は、オランダ、ポーランド、日本、デンマークでも、売上高と販売高が前年同期比で2桁増を達成しました。
2023年4月から2024年3月までの2ヶ月間、ドイツワインの輸出は合計で117万ヘクトリットル、金額にして3億9200万ユーロとなり、前年同期比で4.1%の金額増となったが、数量は横ばいでした。この期間に生産者が海外でワイン1リットルに支払った平均価格は3.35ユーロで、前年同期より13セント高かったです。
以下、輸入業者ヘレンベルガー・ホーフ 株式会社より
2024年1月からの状況について
ユーロの高止まりもあり、値上げが続いているドイツワインですが、フランスに比べるとそこまで値上げ率が高いわけではなく、特にシュペートブルグンダーの高額帯のものが好調に売れています。
これはブルゴーニュのワイン価格の高騰と、温暖化による味筋の変化によるもののようです。
お値段があがり、さらに味わいもアルコール度数が濃く重たくなりつつあるブルゴーニュに代わってまだ冷涼産地といえるドイツのシュペートブルグンダーが多くのレストランや個人のお客様に選ばれるようになってきました。
卸実績としては弊社全体で5%ほど、昨年よりは2024年1月から5月の間に伸びています。