ワイン生産国としてのドイツ、世界的に高まる関心
3月末、国際的なジャーナリスト15名が、ドイツ国内の3つのワイン生産地域を視察しました。
本視察には、ドイツのワインプリンセスであるカティア・サイモンが同行し、ドイツのブドウ栽培ならではの特徴について、興味深い解説が行われました。
急斜面と職人技への理解
モーゼル地方、ミッテルライン地方、ラインガウ地方では、カナダ、香港、日本、韓国、アメリカ、ブラジルからの参加者が、急斜面で行われるブドウ栽培の厳しさを実際に体験しました。
各ワイン生産者は、自らの畑やワイン、そして栽培・醸造方法について紹介し、カティア・サイモンはドイツワインの多様性について背景を交えながら説明しました。
研究と気候変動への取り組み
視察では、ガイゼンハイム大学も訪問しました。
同大学で学ぶカティア・サイモンにとって、この訪問は特別な意味を持つものでした。 ここでは、ブドウ栽培における気候変動への対応や、大学で進められている研究についての紹介が行われました。国境を越えた交流
カティア・サイモンは次のように述べています。
「今回のプレスツアーに参加したジャーナリストの皆様には、ドイツのブドウ栽培の特徴、そしてそこに込められた職人技と情熱が、どのようにワインの品質として表現されているのかを、実際に体験していただくことができました。」
また彼女自身にとっても、国際的な交流は非常に有意義なものでした。
「さまざまな国の方々との対話は大変刺激的で、ドイツワインに関する多くの質問にお答えすることができました。」
国際市場における動向
国際市場において、「ドイツワイン」はますます注目を集めており、量よりも質を重視する傾向が強まっています。
・デジタル上で高まる関心:ワインアプリ「Vivino」のデータによると、2025年におけるドイツワインのスキャン数は前年比5.69%増加しました。これは、ヨーロッパ全体の平均成長率である4.40%を大きく上回るものです。
・輸出額と輸出量の動向:2023年には、ドイツワインの輸出総額は前年比4%増の3億8,400万ユーロとなりました。一方で、輸出量は2%減少しています。
これは、プレミアムセグメントにおいて確かなポジションを築いていることを示しています。
・成長市場:ポーランドでは、2013年以降、輸出額が4倍に拡大しました。
中国では、販売量および平均価格の双方で過去最高を記録し、平均価格は約5.12ユーロ/リットルに達しています。また、オランダにおいても、2023年に約10%の高い価値成長が見られました。