会社概要

ドイツワイン協会(DWI)は、ドイツワイン業界の中心的なコミュニケーション・マーケティング組織である。

ドイツワインは品質とイメージにおいては、世界のトップクラスの座を維持しています。年間平均生産量は9百万〜1千万ヘクトリットルに達し、ワイン生産国中、第9位にランキングされています。

ドイツワインの世界市場に占める割合は約4%に相当します。ドイツで生産されているワインのうち、約15%が輸出されていますが、大部分は国内で消費されています。ドイツ国内で販売されている全てのワインの約半分がドイツで生産されており、自国内では他国産ワインを大きく引き離し、マーケットリーダーとなっています。大量の輸入ワインにより、熾烈な価格競争に晒されているドイツで、ワインの最も重要な販売ルートとなっているのがディスカウンターを含む食品小売業者で、その割合は約75%を占めています。ドイツの消費者は食料品店でワインを購入する際、価格に非常に敏感です。また、ドイツワインにとって生産者の直売による売上は特に重要で、国内生産量の約30%がこの経路で流通しており、ドイツワインの売上高の約40%を占めています。 最も重要な輸出市場は米国で、売上高は約9000万ユーロに達し、輸出高の30%を占めています。 英国、オランダがそれに続いています。このほか、スカンジナビア諸国でドイツワインの人気が徐々に高まっています。加えてアジア諸国、とりわけ中国とインドがドイツワインにとって、将来性のある成長市場として期待されています。

顧客に対しワインについて適切なアドヴァイスを行うスタッフや、店舗や外食産業における商品構成およびプレゼンテーションを担当するスタッフは、常に時代の息吹を感じ、需要と供給についての最新事情に通じている必要があります。ドイツ・ワインインスティトゥートは様々なかたちで、ドイツのワイン産地のクヴァリテーツワイン(高品質ワイン)の最新動向、トレンド、個性などについて情報提供しています。

このサイトは、ドイツワインの基本知識を網羅しています。ドイツ・ワインインスティトゥートが開催する数多くのセミナーのいずれかに参加することで、知識を更に深めることができます。当社のセミナー情報は、無料配布のパンフレット「Schlau(シュラウ/賢い、の意)」に掲載されているほか、ドイツサイトwww.deutscheweine.deからダウンロードすることもできます。同サイトでは、ワイン市場に関する最新データを提供しているほか、ドイツのワイン界の最新動向を定期的に更新しています。また、当社のウェブショップでは、ワインのプレゼンテーションやマーケティング用の各種宣伝ツールを提供しています。このサイトを通して、面白いアイディアや楽しみを見つけていただければ嬉しく思います。また、皆さんのワインに関するあらゆるお問い合わせには、喜んで対応させていただきます。

モニカ・ロイレ
ドイツ・ワインインスティトゥート社長